みなさんこんにちは!今回の記事は、「コーヒー」の由来についてのものです。
コーヒーの名前の由来には2つの説があります。
エチオピア南西部のカファ”Kaffa”をコーヒーの由来とする説、もう一つは、アラビア語のカフワ”Qahwa”を語源とするトルコ語の”Kahava”という説です。 ”Qahwa”は、最初はコーヒーから醸造されたワイン、後にコーヒー豆から作る飲み物という意味に使われるようになりました。 最近の研究では、トルコ・アラビア語説が有力なようです。 (出典:Touching Ethiopia/2004)
以前2つのコーヒーにまつわる伝説について書きました。
一つ目はエチオピアのやぎ使いカルディの話です。 この時カルディとやぎたちが発見した赤い身の正体はコーヒーの果実でした。 コーヒー発見の物語には諸説ありますが、ここで紹介した物語は6〜8世紀頃のエチオピア南西部カファ地方を舞台に、レバノンの言語学者ファウスト・ナイロニが記した『眠りを知らない修道院』をベースにしたものです。 エチオピアでは、このやぎ使いカルディの伝説がコーヒー発見説として広く知られています。
もう一つの発見説は、僧侶シーク・オマールがコーヒーの実をついばむ小鳥を見てその効能に気づき、人々の間に広めたというイエメンの伝説です。
発見に関する文献が残っていないため、残念なことにこれらの伝説を裏付ける証拠はありませんが、これまでの調査・研究から、エチオピアがアラビカ種コーヒーの原産地であることに間違いはないようです。
また、アジス・アベバ大学のエンデシャウ教授のグループが行った最近の調査では、エチオピア国内には、少なくとも60系統におよぶコーヒーの遺伝的多様系統が確認され、原産国に加えて、遺伝子的多様性の豊かさという点においても、注目され始めています。 (出典:エチオピアにおける「薬用作物」の現状と可能性/(社)国際農林協働協会/2008)
みなさんはどの説が有力だと思いますか(^^)?コーヒーで一休みしている時、ふと考えてみてください!
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