こんにちは!12月に入り、冬の寒さを実感し始める時期になりました。しかし、待ちに待ったアフリカンウィークスはとうとう3日前に迫っています!寒さに負けてなんかいられません!アフリカの魅力をアツくお伝えしていきたい東京外国語大学・国際社会学部アフリカ地域専攻1年の右高雅人です。10月にはアフリカの楽器ニャティティを紹介させて頂いた僕ですが、今回はアフリカ独特の伝統行事について紹介したいと思います!
今回紹介するのは、ナイジェリアのクリスマスです!ナイジェリアではキリスト教が広く信仰されているのでクリスマスは毎年恒例の行事なのですが、私たちの知るクリスマスに加え、ナイジェリア独特の文化の要素も相まって非常に面白いです!
その文化とは、ナイジェリアにあるイボ地方で「仮装」、「精霊」、さらには祖先の霊という意味をもあらわす「モー」というものに、村の長老会議によって選ばれた20代~30代の男性がなりきって踊るというものです。女性は「モー」になることはおろか、近付くことさえできないそうです。しかし、太鼓のリズムに乗って踊りながら村を征く色彩豊かな衣装に身を包んだモーはとても迫力があります!
人々はこのクリスマスの日に一番おしゃれな格好をして先ず教会へ行き礼拝を行い、その後皆でご馳走を食べます。そして家の外に繰り出すと、沢山のダンスグループが道を踊りながら練り歩き、とても賑やかになります。「モー」が登場すると、村は更なる盛り上がりを見せます!「モー」と一口に言っても、怪物のような怖いものもいれば、動物のモーや若者のモーもあり、飽きることはありません!日が沈むころになると礼砲が3発鳴り響き、年に3,4回しか現れないイジェレ・モーが登場します!このイジェレ・モーは村長や地方の王様が亡くなった時に現れます。
「モー」のことを少しは分かって頂けたでしょうか?土地によって多種多様なクリスマスがありますね!日本ではハロウィーンに仮装することが今ではほとんどですが、今度のクリスマスに仮装してみてはどうでしょうか?きっと楽しいですよ!出典:たのしいおまつり ~ナイジェリアのクリスマス~
作・写真:イフェオマ・オニェフル 訳:さくまゆみこ
因みに、この絵本を訳したさくまゆみこさんが訳を担当された絵本を、今回のアフリカンウィークス中にアジア・アフリカ言語文化研究所にて開かれる「アフリカ絵本展」でも展示させていただきます!是非ご来場ください!
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