もうすぐ12月!
冬の朝のキリッとした空気を吸い込むといい気持ちになりますね!
外大アフリカ地域専攻一年の森です。12月のアフリカンウィークスでは留学生交流会と音楽イベントを担当しています。
アフリカンウィークスでは音楽イベントも企画しておりますが、それに関連して今回は モリバヤッサというダンスをご紹介したいと思います。
右の男性が叩いているのはジャンベ!!
モリバヤッサはギニア、マリなどの西アフリカで、女性たちによって踊られ、今日に至るまで女性たちにとって重要な役割を果たしてきました。
女性が何か大きな問題に直面したとき――例えば妊娠、重い病気など――、まずは村の人々に助けを求めます。
しかし、彼らの助けをもってしてもその問題に対処できなかったとき、最後の頼みの綱としてその女性は「この大きな困難を乗り越えることができたらモリバヤッサを踊ります」という誓いをたてます。
この誓いをたててから、問題を克服しダンスを踊るまでに何年もかかることもあります。またこの誓いはとても重大なものであるため、一生に一度しか立てることができないといいます。
つまりモリバヤッサは、人生最大級の困難を乗り越えた女性によって踊られる、歓喜のダンスなのです。
このダンスでは 女性は古くてボロボロでビリビリの服をまとい、脚を露出し、あらゆるタブーを破ることを許された気の狂った人のように踊り振る舞います。
ジャンベなどの楽器を演奏する人と村の他の女性たちが後ろからその女性にならい、この調子で歌って踊りながら村を数周します。
周り終えた後、モリバヤッサと呼ばれる木のところへ行き、後ろの女性は、その先頭の女性の服を着替えさせ、着ていたボロボロの服を木の下に埋めます。
これで一連の儀式が終わりです。
モリバヤッサというダンスのお話、
いかがでしたでしょうか。
アフリカのダンスの魅力を感じていただけたらと思います。
ジャンベという楽器が話の中に登場しましたが、音楽イベントではジャンベの演奏も行われます!!またジャンベの演奏の後にはアフリカ出身の留学生との交流会も予定しています!是非、お越しください
多摩美ジャンベ民族音楽部さんのお写真
出典
-Mamady Keita “A Life for the Djembe”
-woman-dance-djembee-4.jpg (image)
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